布ナプキンコンテンツ
- 布ナプキンとは
- メイド・イン・アース
- 使い方・洗い方
- やわらかな肌あたり
- 布ならではの通気性
- 自然なあたたかみ
布ナプキンコンテンツ
1. 布ナプキンについて知る
1-1. 布ナプキンとは?
最近よく耳にするけれど、どんなもの?
布ナプキンとは、綿やガーゼ、パイル生地などの布を重ねてつくられた、生理用のナプキンです。
洗ってくり返し使えることが大きな特徴で、軽い日から多い日まで、形や厚み、組み合わせ方によってさまざまな使い方ができます。
「布」と聞くと、とてもシンプルなものをイメージされるかもしれませんが、実際には、つけ心地や吸収性を考えて設計されています。
表面に肌あたりのやさしい生地を使い、その内側に吸収のための層を重ね、ショーツに固定しやすい形に仕立てるなど、毎月使うものとしての工夫が重ねられています。
形状にもいくつか種類があります。たとえば、ホルダーにパッドを組み合わせて使うタイプ、一枚で使える一体型タイプ、軽い日やおりもの用として使いやすい薄手タイプなどがあります。
生理の日数や量、過ごし方に合わせて選べることも、布ナプキンの特徴のひとつです。
布ナプキンが注目される理由は、「くり返し使える」ことだけではありません。
肌にふれたときのやわらかさ、自然素材ならではの風合い、通気性、そして毎月の時間を少し違った感覚で過ごせること。そうした点に魅力を感じて、取り入れる方が増えています。
メイド・イン・アースでは、布ナプキンを、単に使い捨てナプキンの代わりになるものとしてではなく、肌にふれるものを見直したいときの、ひとつの選択肢としてご紹介しています。
1-2. 生理用品の歴史
使い捨てが当たり前になるまで
いまでは使い捨てナプキンが広く普及していますが、その歴史はそれほど古いものではありません。
日本で現在のような使い捨てタイプの生理用品が広く使われるようになったのは、1960年代以降のことです。
それ以前は、布や脱脂綿などを使い、洗ってくり返し使う方法が一般的でした。
時代や地域によって使われ方は異なりますが、その時々の暮らしの中で、身近にある素材を工夫しながら用いていた背景があります。つまり、布を使うという発想そのものは、特別に新しいものではなく、長く生活の中にあったものでもあります。
その後、使い捨てナプキンの登場によって、交換のしやすさや持ち運びのしやすさ、衛生的に処理しやすいことなど、利便性は大きく高まりました。
忙しい現代の生活の中で、その便利さは非常に大きな意味を持っています。
一方で、使われる素材や構造が変わったことで、肌にふれる感覚や、生理期間の過ごし方にも変化が生まれました。
その中で、もう一度「肌にふれるもの」という視点から見直されているのが、布ナプキンです。
布ナプキンは、昔に戻るためのものではありません。
現代の暮らしの中で、改めて選び直されている選択肢のひとつです。便利さを知ったうえで、別のあり方も知る。そのことが、自分に合った選び方につながっていきます。
なお、一般には「紙ナプキン」と呼ばれることもありますが、実際には紙そのものではなく、ポリプロピレンやポリエチレンなどの石油由来原料を用いた不織布や吸収体などで構成されています。
そのため、メイド・イン・アースでは、このページでは主に**「使い捨てナプキン」**という表現を用いています。
1-3. 使い捨てナプキンと布ナプキンの違い
素材・構造・使い心地の違いを知る
使い捨てナプキンと布ナプキンは、どちらも生理期間に使うものですが、素材や構造には違いがあります。
その違いは、見た目だけではなく、肌にふれたときの感覚にもつながっています。
使い捨てナプキンは、石油由来の原料を使った不織布や高分子吸収体などによって構成され、水分をすばやく吸収し、内部に閉じ込めるように設計されています。
利便性が高く、交換しやすく、忙しい日常の中で頼りになる存在です。

一方、布ナプキンは、綿などの布を重ねてつくられています。
吸収の仕組みも、水分をすばやく内部に閉じ込めるというより、布全体で受け止めるような構造です。空気を含むやわらかな層があり、肌にふれる状態に違いが生まれます。
こうした構造の違いから、布ナプキンでは、
といった特徴を感じる方もいます。

ここで大切なのは、どちらが良い・悪いと単純に分けることではありません。
それぞれに役割があり、便利さもあれば、素材ならではの特徴もあります。
そのうえで、どんな素材が、どのような状態で肌にふれているのかを知っておくと、自分に合うものを考えやすくなります。
布ナプキンは、機能性を数値で比べるためのものというより、肌ざわりや過ごし方、毎月の感覚の違いとして選ばれている面もあります。
そうした違いを、まずは知ることから始めていただければと思います。
1-4. ムレや冷えとの関係
生理中の不快感を素材から見てみる
生理中の悩みとしてよく挙がるもののひとつに、ムレや、ひんやりした感じ、不快なこもり感があります。
同じように過ごしていても、肌にふれる素材や、空気の通り方によって感じ方が変わることがあります。
使い捨てナプキンは、吸収力や漏れにくさを考えた構造である一方、素材や構造の特性上、湿気がこもりやすいと感じる方もいます。
特に長時間同じ状態が続くと、肌まわりの環境が気になることがあります。
布ナプキンは、布そのものが空気を含み、通気性を持っているため、肌の近くの状態が変わりやすいのが特徴です。
もちろん感じ方には個人差がありますが、「肌にあたる感じがやわらかい」「こもる感じが少ない」といった声があるのは、素材の違いによるところが大きいといえます。
また、布は、手に取ったときにも感じられるように、どこか自然なぬくもりを持っています。
これは特別な機能ではなく、素材そのものが持つ性質によるものです。肌に直接ふれるものとして、その感覚を心地よいと感じる方が多いのも、布ナプキンならではの特徴です。
メイド・イン・アースでは、こうした感覚を大切にしながら、肌にふれたときに「気持ちいい」と感じられることを布ナプキンづくりの大事な要素として考えています。
1-5. 素材と肌の関係
デリケートな部分だからこそ大切にしたい視点
ナプキンは、一日の中でも比較的長い時間、肌に直接ふれるものです。
だからこそ、どんな素材でできているかは、見た目以上に大切です。
毎日身につける衣類やインナーでも、素材によって心地よさが変わるように、デリケートな部分にふれるものも、素材による差を感じやすいものです。
やわらかさ、あたたかみ、ふれたときの安心感。そうしたものは、装飾やデザインではなく、素材そのものから生まれます。
メイド・イン・アースが布ナプキンで大切にしているのは、まさにその点です。
表面だけでなく、内側の吸収体、縫い糸など、見えにくい部分も含めて、肌にふれるものをどうつくるか。そこに手を抜かないことで、最終的な使い心地が変わると考えています。
布ナプキンを考えるとき、吸収力や形だけでなく、何でできているかを見ること。
それは、商品選びの細かな条件というより、自分の感覚を大切にするための基本的な視点といえるかもしれません。
1-6. ゴミと環境のこと
使い捨てることを少しだけ見直してみる
使い捨てナプキンは、とても便利なものです。
その一方で、毎月くり返し使うものであるからこそ、長い目で見ると廃棄の量は少なくありません。
一度の生理で複数枚を使い、それが何年も続いていくことを考えると、生理用品が日々の暮らしの中で生み出すゴミの量は決して小さくないことがわかります。
また、使い捨てナプキンの多くは、紙というより、石油由来の原料を用いた不織布や吸収体などでできています。そうした意味でも、素材に目を向けることは、環境との関係を考えるきっかけになります。
布ナプキンは、洗ってくり返し使えるため、日々の廃棄物を減らす選択肢になります。
もちろん、環境のために何かを我慢する、という発想で取り入れる必要はありません。
まずは、自分にとって気持ちよく使えること。その結果として、使い捨てる量が減っていく。メイド・イン・アースでは、そのような自然なつながり方を大切にしています。